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鎌倉山のアトリエ

2021.03.06

ビフォーアフター4

渡り廊下だった場所を作品を展示するギャラリーにしました。
手の込んだ造りの天井は残しつつ、作品の背景となるように壁を白くし、暗がりだった空間を明るくしました。
白い壁は環境に良い紙クロス+下地は調湿性能のあるボードで、壁全体として呼吸して湿度を調整します。
紙クロスはセルロースをベースに塗料が塗られたもので、釘などの後もタッチアップ塗料で補修しやすくなっています。
住まいと作品が同居する空間の為、機能性と居住性の両立を試みています。

2021.02.26

ビフォーアフター3

小さな部屋に分かれていたスペースを、ひと続きの大きなワンルームにしました。
構造計算を行い、柱、壁を取り除き、必要な箇所に補強をしていきます。
一部壁を開けて、遠くに海を望む連続水平窓のピクチャーウィンドーとしました。
春には桜雲が一面に広がります。

2021.02.21

ビフォーアフター2

古いダイニングだった眺望の良い場をバスルームに。外部との関係から、眺めを確保した上でバスルームを奥まらせ、窓際のスペースはバッファゾーンを兼ねたお風呂上がりのリラクゼーションスペースになりました。

2021.02.19

ビフォーアフター1

アフター

アフター

ビフォー

今回のリノベーションは、築30年の仕出し屋さんの兼用住宅の改修でした。
昭和バブル期の和風建築である既存を、今では貴重な手の込んだ設えを活かしながらニュートラルな創作の場=アトリエとすることを目指しました。

2020.09.14

薪ストーブ設置

薪ストーブが設置されました。
この暑さ、屋根の上は大変そうですが、煙突の貫通工事がテキパキと行われています。
室内では、薪ストーブ廻りの下地作りの後、名石工が石貼りを手掛ける予定で非常に楽しみです。
石屋さんとのやりとりも大変勉強になります。

2020.08.22

現場頑張ってます

猛暑の中、職人さんたちが頑張ってくれています。
下地が貼られ整い始めた空間に、古い軸組が引立てられ迫力が増しました。
バスタブからは緑豊かな麗しい山、その先に微かに海を見る展望、
海からは爽やかな風が吹き抜けます。
バスルームをここにしたのは正解!と思えた嬉しい瞬間でした。

2020.07.07

エレベーター設置準備

建物内のバリアフリー化の一環として、エレベーターの申請、設置を予定しています。
1階の天井がコンクリートなので、鉄筋位置を調査し、
建物全体として構造計算をした上で開口を開けました。
これから開口の補強を行い、エレベーターを設置していきます。

2020.06.07

工事再開

緊急事態宣言解除を受けて、安全に留意しながら工事再開しました。
お休み前のペースに徐々に戻していける様尽力頂いています。

解体もおおよそ済み、構造補強や、悪くなった部材の取り替えが終わり
補強金物の取り付けなどを、協働している構造家と現場でチェックしました。
問題なしで、準備万端。
今後壁を塞ぎ、本格的に内部の下地作りが進んでいきます。

改修の場合、悪くなった箇所は床・壁を全部開けてみないとわからない事が多く、
着工前にコストが読めない大きな要因なのですが、
今回は工務店のご協力がありながらもおおよそ想定内に収まりそうでほっと一安心。

既存の組み天井は、今同じものを作るとコストがかかる手の込んだもので、残し方を工夫して活用します。
既存の位置付けを整理することで、新築とは違う新しさを発見できるのがリノベーションの醍醐味です。
徐々に整ってきた内部から見える窓の新緑が爽やかです。

2020.04.10

1階

4/8に発令されました緊急事態宣言を受けて、
工務店の方と相談し、職人さん、近隣の安全を鑑みまして、
一時的に工事をお休みすることと致しました。
お施主様の多大なるご理解に感謝しております。

写真は休止前の1階の状況です。
迫力のあるコンクリートの躯体を見て、妄想が膨らんでいたところです。
状況が終息し、再び工事が開始できる日を心待ちにして
リモートで施工図もバリバリやりとりして、準備をしていきます!

みなさまも健康第一で、ご自愛下さいませ。

2020.03.27

工事スタート!

工事が始まりました。
活用する既存部分を残しながら、内部の解体から始めていきます。
全体的に解体すると、思ったより状態も良く、一安心。
内装材が剥がされた躯体と、残された既存仕上げのコントラストから新しい空間への想像が膨らみます。

2020.02.11

まもなく工事開始です!

見積もまとまり、まもなく工事開始です。リビングの薪ストーブが良い存在感を出しそうです。

2019.12.14

模型を覗いて。

実施設計が固まって来た所で、最終確認と最後の検討事項の為に、模型をつくります。
ヘロヘロになりながらなんとか間に合ってつくり終え、お施主様に見て頂きます。
今回は1/30の模型で、内部もつくり込んだのでかなりリアルに体感出来ます。
集まったご家族におお〜〜という歓声で盛り上がって頂き、それまでの苦労が報われた瞬間でした。
ここで出てきた意見を元に、選択の苦しみとワクワクとを携えて、全体と細部を決定していきます。

2019.11.20

調査

図面が全くない改修の為、建物を一部解体して、調査に入ります。
推理し、仮説を立て、出来た当時の姿を探るのは、まるで探偵のような面白さがあります。
解体が進むにつれてバラバラだった断片が繋がって、目指す空間の姿が少しずつ像を結び始めます。
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