銀座の路地の角に関東大震災の直後から佇み続ける看板建築を、ギャラリーとアトリエ兼用住宅にリノベーションするプロジェクト。
何代もの歴史を内包する建物を住み繋ぐクライアントとご家族は、時の中で沢山の人々が関わった大切な建築を、建替えではなく、銅葺の外壁を中心として保存し活用していく事を望んだ。
ギャラリーは裏的な場所に配し、銀座に奇跡的に残された古い深部に迷い込んでいく様な雁行型の奥性のある空間とした。
住居部分は環境とアクセスから長手道路側に配置し、2Fのアトリエはギャラリーと対照的にまとまりのある空間として、アトリエとキッチンを繋いでパーティや料理教室など多彩な用途に対応する。
ルーフトップは屋根との高低差を活かした書斎空間とし、段状テラスで銀座の夜にシアターを浮かばせることを計画している。
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