まちとみどりの実験室は、コロナ禍に練馬区石神井の小さな拠点からスタートしたみどりを軸としたまちづくりのグループである。空室が増えつつあるマンションの中でも特に防犯性から回避される一階部を、私たち建築家を含むメンバーがシェアオフィスに改修するにあたって庭を開いた事を発端として、地域の在来種緑化による生物多様性の向上、バイオネストによる地域の土壌資源の保全などを住民参加で行い、それらを地域に波及していくことでみどりのネットワークを広げていく試みで、自らの身近な地域の都市環境を改善し、持続可能な循環を増やし、点から線へと波及している。
また、多様な専門家や教育研究機関と協働して実験や学びの場をつくり、緑の保全・メンテナンスのスキルを地域で共有・ 蓄積し、体験型の教育WSやイベントでの展示などを通して その知識を地域とシェアしている。
活動には多世代が参加しており、挿木や苗づくり、剪定 、バイオネスト作成など緑の手作業を中心に自然な交流が生まれる共助的コミュニティとして年々ネットワークを広げ、練馬区みどりのまちづくりセンターの助成事業としても支持され、地域との繋がりを評価されている。
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